フェイクニュースで1億ウォン賠償判決、法律作ってひっくり返すと息巻く安敏錫議員

「李在明特別補佐団長」務める安敏錫議員 不適切言動の数々

 崔順実受刑者個人をターゲットにした安議員の特別法制定も議論の種となっている。安議員は今回の損害賠償請求訴訟の結果が出ているのにもかかわらず、「本質である崔順実の隠し資産を見つけなければならない」と繰り返し主張している。スイスの秘密銀行に隠されている資金は1970年代から追跡しなければならないが、崔順実一家の金の出どころを明らかにするには、特別法(別名:崔順実隠匿資産調査および没収法)が必要だということだ。これより前、安議員は民主化有功者の配偶者や子などに教育・就職・医療・ローン支援をしようという「民主有功者礼遇に関する法律」の共同発議者にも加わっている。

 このような無分別な特別法制定の試みについて、法曹界では「特定の人物を処断したり、特定の集団に補償しようとしたりして法律を作るのは正常なことではない」との指摘が出ている。本紙は反論を聞くため安議員に数回連絡したが、連絡がつかなかった。

 安議員は現在、李在明京畿道知事の大統領選挙陣営で総括特別補佐団長を務めている。安議員は「文在寅(ムン・ジェイン)政権は結局、崔順実の海外の隠し資産を解明できなさそうだ」「今回の大統領選挙で検察改革・司法改革・言論(メディア)改革に加え、海外の隠し資産の回収を完遂する政権が発足すべきだ」と語った。

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キム・ヒョンウォン記者
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