日本の国会議員たちの派閥政治、河野氏支持した民心に逆行

極右・高市氏にも票集まる

 安倍氏の支持を受けて「日本初の女性首相誕生」の可能性まで取りざたされるなど、旋風を巻き起こした高市早苗元総務相(60)は第1回投票で188票を得て3位になった。だが、国会議員票では114票を得て河野氏を上回り、日本の政界を驚かせた。国会議員たちは「自民党の変わり種」である河野氏よりも、靖国神社参拝を掲げた極右の高市氏を選んだという点で、日本の知識人社会は少なからず衝撃を受けた。

 高市旋風は日本政界の右傾化を示しているという分析もある。高市氏は今回の選挙で右翼・保守理念を代表できる人物だと注目されたが、同氏は日本のアジア侵略を謝罪した1995年の村山談話を批判し、修正を要求しているほか、靖国神社をよく参拝することでも知られる政治家でもある。高市氏は先月、総裁選出馬を発表た時は注目されなかった。だが、安倍氏が同氏を支持してからは流れが変わった。高市氏は1993年に安倍氏と共に衆議院議員に当選して以来、右派政治路線を共有してきた政治的同志で、次期総選挙で無視できない政治家に成長したと評されている。

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ファン・ジユン記者
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