大庄洞ゲート…「350億ウォンの金品で政官界ロビー」疑惑

 ソウル中央地検が京畿道城南市大庄洞の開発事業に関連し、関係者が政官界へのロビー活動について話し合ったと疑われる録音記録を入手し、捜査を進めていることが30日までに判明した。録音記録と情報提供などから、政官界関係者の氏名や職責とともに、言及があった金品は合計で350億ウォン(約32億9000万円)に達するとされる。問題の録音記録は火天大有の関連会社、天火同人5号の所有者チョン・ヨンハク会計士が提出したもので、火天大有の大株主キム・マンベ氏をはじめ、大庄洞事業関係者の会話が収録されている。

 本紙の取材を総合すると、問題の録音記録と情報提供は城南市議会など地方政界の職位、金額、政界と法曹界の人物の名前と金額などに言及があるもようだ。検察と裁判所の元幹部は一部が実名で登場するという。うち郭尚道(クァク・サンド)国会議員(無所属)も登場するが、実際に郭議員の息子は火天大有に勤務していた経歴があり、退職金の名目で50億ウォンを受け取ったことが分かっている。検察は録音記録と情報提供の内容について、事実確認を進めるとみられる。

 チョン氏は2019年から大庄洞事業関係者で交わされた会話の録音記録19件を作成し、うち相当数を検察に提出した。記録には城南都市開発公社の関係者に10億ウォン余りの金品を提供していた状況も含まれているとされる。

■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は33位、日本は?

キム・スンジェ記者 , ピョ・テジュン記者
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  • ▲30日午前、京畿道城南市盆唐区の板橋大庄都市開発区域で公共住宅地区全国連帯対策協議会の関係者が大庄洞ゲート糾弾記者会見を開いた。/聯合ニュース

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