日本のディスプレーメーカーJOLED(ジェイオーレッド)がサムスン電子とサムスンディスプレーに対し、特許侵害訴訟を提起した。

 ディスプレー業界が23日に明らかにしたところによると、JOLEDは22日(現地時間)、米テキサス西部の地方裁判所とドイツ・マンハイムの地方裁判所にサムスン電子とサムスン電子の米国法人、サムスンディスプレーを提訴した。特許侵害に対する損害賠償を求めている。JOLED側は「サムスンが、JOLEDの保有する特許権を侵害し、許可なく『ギャラクシー』のスマートフォンを販売した」として「他社が保有する知的財産権を尊重するよう求める」と明らかにした。

 問題になっている特許の具体的な内容は明らかにされていないが、有機発光ダイオード(OLED)の有機物の材料に関する技術だと推定される。JOLEDは有機物関連の特許を4000件ほど保有している。

 JOLEDは2015年、ソニーやパナソニックなどの日本企業によって設立された。サムスン側は「訴状を確認して対応する予定」と明らかにした。

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