ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」が韓国で6年間にわたり「友達」の情報を無断で他事業者に提供したとして、課徴金67億ウォン(約6億3200万円)を支払うことになった。個人情報関連法規違反では過去最大額の課徴金だ。また、首相所属の中央行政機関「個人情報保護委員会」の調査を妨害したことに対しても、過料600万ウォン(約57万円)が科せられた。

 

 同委員会は25日の委員会会議で、フェイスブックに課徴金を科すことを決定、刑事告発もすることにしたと発表した。

 最近出ているスマートフォンのアプリサービスの多くは、フェイスブックやグーグルのアカウントがあれば、別途に会員登録しなくてもログインできる。しかし、同委員会によると、利用者がフェイスブックのIDで特定のサービスを利用しようとログインすると、本人の情報はもちろん、フェイスブックの「友達」の情報も一緒にそのサービス事業者に渡るケースが多かったという。フェイスブックはこの過程で本人の同意を得ておらず、フェイスブックの「友達」もこの事実を知らないままになっていた。流出した個人情報はフェイスブックの「友達」の学歴や経歴、出身地、家族、結婚や恋愛状況、関心事などだ。

 同委員会は、フェイスブックがこうした方法で2012年5月から18年6月までの約6年間、他サービス事業者に少なくとも330万人以上の個人情報を無断で渡したとしている。同委員会関係者は「フェイスブックの『友達』の情報が最大で約1万のアプリを通じて渡るかもしれない状態だったため、実際にはさらに多くの個人情報が流出した可能性がある」と明らかにした。

 同委員会は「フェイスブックは調査も妨害した」として過料600万ウォンも科した。他事業者の同意なしに個人情報を提供することを中断したことを証明する虚偽の資料を提出したり、調査に着手してから20カ月余り経過してから関連資料を提出したりした。また、フェイスブックが利用者のパスワードを暗号化していなかったことや、年1回以上利用者に個人情報利用内訳を通知していなかったことなどについても、合計6000万ウォン(約570万円)の過料を科した。

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