▲海上保安庁の船舶が21日、韓国漁船「808チョンナム」号に接近しているところ。同号は翌22日に釈放された。/写真=第十管区海上保安本部提供、聯合ニュース

 日本のEEZ(排他的経済水域)で違法操業を行った疑いで拿捕(だほ)されていた韓国漁船が、一日で釈放された。  日本のEEZを侵犯した疑いで21日午後2時31分ごろ海上保安庁の巡視船に拿捕された「808チョンナム」号は、翌22日午後4時14分ごろ釈放された。海洋水産部(省に相当)が22日に明らかにした。同号には船長のキムさんを含む韓国人とベトナム人船員、合わせて9人が乗り組んでいる。

 海洋水産部は、日本側の釈放決定の直後、808チョンナム号の引き渡しを受けるため漁業指導船「ムグンファ40」号を送った。808チョンナム号は、ムグンファ40号に伴われて23日午前中に済州島の西帰浦港へ戻る予定だ。  海洋水産部は「当該漁船を引き継ぎ、違反行為について徹底して調査する等、必要な措置を取る計画」と明かした。  なお、キムさん側は日本に担保金600万円を支払って釈放されたと伝えられている。

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