社会総合
裁判所の警備担当者も「金命洙は最悪の大法院長」
昨年5月に李成根(イ・ソングン)釜山高裁部長判事の辞表を国会での弾劾手続きを理由に拒否しながら、虚偽の説明を行った金命洙(キム・ミョンス)大法院長に対し、ある裁判所職員は公然と「司法府の信頼を回復するために辞任しろ」と要求した。
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法曹界によると、ソウル南部地裁の保安管理隊に所属するH氏は16日午前、裁判所の内部ネットワーク「コートネット」に実名で書き込んだ文章で、「(与党が)弾劾すると気勢を上げているのに辞表を受理するわけにはいかないという大法院長の言葉は、司法府を政権への供物としてささげるという認識だ」とした上で、「こんな最悪の大法院長は初めてだ」と批判した。H氏はまた、「不明確な記憶に頼って答弁したという大法院長の二重のうそは司法の信頼を自ら崩壊させた」とも指摘した。これに先立ち、金大法院長は3日、「弾劾」を理由とする辞表不受理をいったん否定したが、翌日に林部長判事が面談時に録音を公開したことから謝罪した。
H氏はまた、「自分たちの組織をめちゃめちゃにした大法院長をこれまで見たことがない」とも批判した。これに先立ち、金大法院長は事実無根と判明していた「判事ブラックリスト」疑惑について、2回にわたる追加調査を実施し、18年5月に最終的に同じ結論に至った。H氏は「そういう非情さは裁判の独立という仮面を被った貪欲さの叫びだった。自分たちの都合による今回の人事を見れば分かる」とも指摘した。最近の裁判所人事で成智ヨン(ソン・ジヨン)ソウル中央地裁長など金大法院長が会長を務めた国際人権法研究会の出身者が要職に集中配置されたことを批判したものだ。
H氏「梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長の時代の司法介入を清算すると叫び、ハチの巣をつついたようだった全国裁判官代表者会議の沈黙も本当に常識外れだ。正義のための叫びにも選別があるのか」と訴えた。ある高裁部長判事は「判事がやるべきことを裁判所職員がやった。判事は恥ずかしさを知るべきだ」と述べた。
一方、ソウル行政裁は同日、大法院前での金大法院長糾弾集会を禁止したソウル瑞草署の処分を取り消し、集会を認めるよう命じる決定を下した。行政裁は「大法院の機能や安寧を侵害する懸念がない集会まで禁止してはならない」と指摘した。