税金で運営されている韓国国内の公立美術館53カ所の内、12カ所が「基準未達」であることが明らかになった。

 

 文化体育観光部(省に相当。文体部)は22日、「全国公立美術館評価認証結果」を公開した。登録から3年が経過した公立美術館を対象に行われた初の認証評価だ。財政管理・所蔵品取集など、100点満点で70点を越えさえすれば「優秀機関」として認証してもらえる制度だが、12カ所がこれに落第した。江陵市立美術館・天安市立美術館・咸平郡立美術館などだ。なお、評価対象は全部で55カ所だったが、工事などの理由で事業内容を確認し難い2カ所は除外された。

 5つのカテゴリーからなる評価の中でも、地域社会への寄与度を含む「公的責任」の点数が、全ての美術館を総合して最も低かった。文体部側は「基準点数に満たない美術館であっても不利益はない」としつつ、「至らない部分についての相談を進める予定」とコメントした。

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