ソン・フンミン(28)=トッテナム=の移籍料がついに「スーパースター」リオネル・メッシ(33)=FCバルセロナ=を超えた。

 欧州サッカー移籍市場専門メディア「 トランスファーマルクト」がこのほど発表した2月の全世界のサッカー選手の市場価値データによると、ソン・フンミンの予想移籍料は9000万ユーロ(約116億3000万円)だとのことだ。「市場価値」は先月と同じだが、13位から12位タイに1順位上がり、ブルーノ・フェルナンデス(26)=英プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド=やロメル・ルカク(27)=イタリア・セリエA、インテル・ミラノ=と肩を並べた。

 メッシュは予想移籍料8000万ユーロ(約103億4400万円)で18位タイにとどまった。昨年2月の1億4000万ユーロ(約181億円)から大幅にダウンした。

 トランスファーマルクトは、テクニックや人気などを考慮して選手の移籍料を見積もる。一般的に、選手の年齢が25歳を超えると将来的な価値を低く見るため、移籍料を大幅には上がらない。ソン・フンミンより2歳以下のフェルナンデスは今季、マンUのエースに成長し、チームのリーグ2位に貢献したが、移籍料は前年比で1000万ユーロ(約13億円)しか上がらなかった。一方、ソン・フンミンは昨年10月の7500万ユーロ(約97億円)から1500万ユーロ(約19億4000万円)に上がった。昨年から続いているソン・フンミンの活躍は、年齢による「減価償却費」を上回るほど優れているという意味だ。

 ソン・フンミンは今回の評価でメッシュを上回り、世界のサッカー界を二分してきた「メナルド」(メッシ+ロナウド)の移籍料を上回った。ソン・フンミンは昨年4月、予想移籍料が6400万ユーロ(約82億7700万円)と評価され、6000万ユーロ(約77億6000万円)にとどまったロナウドをランキングで逆転した。ロナウドは今年2月も同じ額で、51位タイだった。

 トッテナムは25日、ユーロリーグのベスト32第2戦のホームゲームで、ソン・フンミンを含むレギュラーメンバーたちを出場させずにヴォルフスベルガーAC(オーストリア)を4-0で下し、ベスト16に進出した。45日ぶりに試合に出場せず、休息を取ったソン・フンミンは、28日のバーンリーFCとのリーグ戦ホームゲームに投入される見通しだ。ソン・フンミンは今季18得点・13アシストを記録、本人の個人通算最多攻撃ポイント記録(30)を超えた。

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