サッカー韓国代表が25日に日本と横浜日産スタジアムで親善試合を行う。両国による最後の直接対決は2019年12月に釜山で開催されたE1チャンピオンシップ(旧東アジア大会)の第3戦だった。この試合では韓国が黄仁範(ファン・インボム)=FCルビン・カザン=の決勝点で1-0で勝った。親善試合は11年8月に日本の札幌で行われた試合以来10年ぶりとなるが、この試合は0-3で韓国が敗れた。

 今回横浜で開催される韓日戦は通算80試合目となる。歴代戦績では韓国が42勝14敗23分けでリードしている。大韓サッカー協会は「6月に開催される2022年ワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選と今年後半から始まる最終予選を前に、代表チームの実力チェックが必要だ」とした上で「コロナの影響で開催には困難が伴ったが、FIFA(国際サッカー連盟)が定めたAマッチ期間を活用することにした」とコメントした。

 パウロ・ベント監督率いる韓国代表は昨年11月にオーストリアでメキシコ(2-3で敗戦)、カタール(2-1で勝利)と対戦したが、2020年に行われた国際Aマッチはこの2試合だけだった。コロナの影響で評価試合そのものが突然難しくなったからだ。このオーストリア遠征の際も徹底した感染対策を行ったが、それでも10人(選手7人、スタッフ3人)が感染した。

 25日に行われる韓日戦の感染対策は帰国後のコホート(集団)隔離だ。サッカー協会は選手らの帰国後7日間は坡州にある代表チームのトレーニング・センターで、残り7日間は所属チームに戻って、隔離を行い、Kリーグの公式戦に向け準備ができるよう韓国政府との協議を終えた。隔離期間が長いため、ソン・フンミン(トットナム)、黄義助(ファン・ウィジョ)=ボルドー=、黄喜燦(ファン・ヒチャン)=ライプチヒ=ら欧州組が今回代表チームに合流するかは未知数だ。

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