IT産業
ネイバー、韓国初の「超巨大AI」構築…LG・カカオと競争本格化
超巨大AI(ハイパースケール人工知能)を巡る世界の大手テクノロジー企業による主導権争いが加速する中、ネイバーは25日、韓国企業としては初めて超巨大AI「ハイパークローバー」を公開した。
超巨大AIは特定分野に特化した既存のAIシステムとは異なり、さまざまな分野で人間の専門家を超える能力を備えた次世代AIシステムだ。テスラの創業者、イーロン・マスク氏が設立したオープンAIが昨年公開した超巨大AI「GPT-3」が代表的だ。GPT-3は歴史的な偉人やキャラクターに扮し、ユーザーとチャットを行い、小説や詩などの文学作品やコラムのような文章も書くことができる。人間の脳のように自分で推論し、創作の領域までうかがうものだ。そうした能力を備えるためには既存のAIよりも少なくとも数百倍のデータ量が必要だ。グーグル、アマゾン、マイクロソフトなどの大手テクノロジー企業も超巨大AI分野の主導権を握るために競争を繰り広げている。
韓国ではネイバーが最もリードしている。ネイバーが開発したハイパークローバーはGPT-3よりもさらに高い演算能力を持っている。特に韓国語のデータはGPT-3の6500倍以上学習した。GPT-3は英語ベースだが、ネイバーによると、ハイパークローバーは学習言語データの97%が韓国語だという。
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ネイバーは今月6日から検索サービスにハイパークローバーを採用し、ユーザーのミスタイプを正しい単語に自動変換し、検察結果を表示したり、検索ワードを推薦したりしている。ネイバーは最近、ソウル大、韓国科学技術院(KAIST)と相次いで協定を結び、それぞれ数百億ウォンを投資し、超巨大AI共同研究センターを設立することを決めた。ハイパークローバーをさらに拡張し、ストーリーとアイデアさえあれば、だれでもウェブ漫画や動画などのコンテンツを製作できるAIを開発する計画だ。
韓国の大企業も超巨大AIの研究に本格参入した。LGは最近、1億ドル(約109億円)を投資し、世界的レベルの超巨大AIの開発を目指しており、今年下半期に公開する予定だ。目標は1秒当たり9京5700兆回の演算が可能なAIだ。カカオはSKテレコムとAI同盟を結び、GPT-3と並ぶレベルの超巨大AIモデルを開発している。KTも最近、KAISTと提携し、年内に大田市のKT大徳第2研究センターに最先端のインフラと専門の研究人材を備えた「AI・SW(ソフトウエア)技術研究所」を設置することで、超巨大AI研究を加速する計画だ。