▲17日午後2時55分ごろ、釜山市北区亀浦洞のある坂の上から、70代の男がボウリングの球を転がし、約200メートル下の眼鏡店の窓ガラスを割った。写真=釜山警察庁

 坂の上からボウリングの球を転がして、坂の下にあった店に被害を与えた70代の男が警察に逮捕された。

 

 釜山警察庁が18日に明らかにしたところによると、70代の男が17日午後2時55分ごろ、釜山市北区亀浦洞の坂の上からボウリングの球を転がし、坂の下にあった眼鏡店の窓ガラスなどを割ったという。

 この行為によって、眼鏡店の全面ガラス、ショーケース、床タイルなどが壊され、500万ウォン(約48万円、警察推算)の被害が出た。この時、坂には通行人や通りかかった車もいたが、幸いなことに人命被害はなかった。

 警察は「突然転がってきたボウリングの球で眼鏡店の器物が破損したとの通報を受け、周辺の防犯カメラの映像を確認した」「その結果、ボウリングの球はサムジ公園側の傾斜15度の下り坂をかなりのスピードで転がり、現場から約200メートル離れた眼鏡店に入ったことが分かった」と述べた。

 ボウリングの球は6車線道路を横切って、反対側を下っていき、眼鏡店を襲った。約200メートル転がって加速がついたボウリングの球は、歩道の段差などにぶつかって人の身長くらいの高さまで跳ね上がり、眼鏡店の窓に穴を開けたと警察では推定している。

 警察は防犯カメラの映像分析や聞き込み調査を行って容疑者として70代の男を特定、特殊器物破損容疑で逮捕し、取り調べている。警察は「男は道端で見つけたボウリングの球をそばにいたお年寄りたちに見せたところ、『一度転がしてみよう』という話になり、坂の下に向かって転がした、と供述している」と明らかにした。

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