▲2019年7月25日、青瓦台(大統領府)本館で、検察総長任命状授与式の開始前、当時のチョ・グク民情首席秘書官=写真右=と話を交わす新任の尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長=同中央=と妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏=同左=。写真=NEWSIS

 野党国民の力から韓国大統領選に出馬する尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補の妻キム・ゴンヒ氏の発言としてねつ造された画像をソーシャルメディア(SNS)でシェアし、その後削除したチョ・グク元法務部長官が市民団体の告発を受けた。

 市民団体「法治主義を正す行動連帯」は26日、ソウル中央地検にチョ元長官を情報通信網法違反(虚偽事実摘示による名誉毀損)と公職選挙法違反の疑いで告発した。

 

 同団体のイ・ジョンベ代表は「チョ元長官はSNSで数万人のフォロワーを持っており、投稿前に事実かどうか確認することは必須だ」とし、「インターネットを検索すれば事実かどうか確認できるが、チョ元長官が確認もせずに投稿したことには未必の故意がある」と主張した。イ代表は「(チョ元長官が)虚偽の投稿をすぐに削除したとしても、多数が見たはずであり、キム・ゴンヒ氏が回復困難な名誉毀損被害を受けた。配偶者である尹錫悦候補は選挙での当落にマイナス影響を受けたと言うはずだ」と主張した。

 チョ元長官は今月24日、自身のツイッターに「10、20代に対するキム・ゴンヒの考え」という文言と共に画像を投稿した。問題の画像にはキム・ゴンヒ氏が「韓国の10代、20代がどれだけごみのようなのかはあなたも見たでしょう。本当に笑える。率直に言って低能児だ」と語ったという虚偽内容が書かれている。

 問題の画像はキム・ゴンヒ氏の通話録音ファイルに関するユーチューブ映像をキャプチャーし、そこに虚偽の字幕を被せたねつ造だった。問題の画像を最初に作成し、掲示板に掲載したネットユーザーは17日、コミュニティーサイト「クリアン」に「興奮を我慢できず、風刺の意図で作成したものだが、結果的にキム氏とその他の方々を傷つける結果を招いたようだ」と謝罪文を投稿した。

 チョ元長官は問題の投稿をすぐに削除し、国民の力が画像をねつ造したネットユーザーを告発するという記事をシェアした。国民の力は18日、与党寄りのコミュニティーサイト「クリアン」で活動するネットユーザーを告発すると表明していた。

オ・ギョンムク記者

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