▲中国からの入国者に対するPCR検査が義務付けられた2日午後、仁川空港入国場に設置された表示板には「入国者」ではなく「入国子」と書かれていた。/写真=空港取材団

 中国からの入国者に対する新型コロナウイルスのPCR検査を義務化した韓国で、検査義務化初日の2日、仁川国際空港内に設置された中国語の案内板に、「入国者」と書くべきところに「入国子」と誤った漢字が書かれていたことが分かった。

 仁川国際空港第1旅客ターミナルのPCR検査所前に設置された案内板には「中国人入国者」を意味する表示が漢字と英語で書かれていた。ところが、中国語による案内で、入国者の「者」の漢字が「子」になっていたのだ(韓国語では「者」と「子」の発音が同じ)。中国人が韓国に到着して初めて目にする公式の案内表示板に誤りがあったのだ。

 成均館大学漢文教育課のイ・ミョンハク名誉教授(チュンドン高校長)は「他の場所ならともかく、公共機関の案内に誤った漢字が書かれていたとは、中国人にどんなに笑われただろうか」として「最初に表示板を設置した職員はミスする可能性があるが、それが修正されないまま何時間も放置されていたのだから、他の職員らの責任も重い」と指摘した。

 市民から誤りを指摘する電話があったため、現在は誤りが正されているという。仁川空港の関係者は「空港が案内板を作ったのではなく、空港の検疫所が自主的に作った」と釈明した上で「電話で多数の指摘があったため、現在は案内板を別のものに変えた」と話した。

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