▲写真=UTOIMAGE

 イスラエルと軍事衝突を続けているパレスチナ武装勢力ハマスの幹部が、北朝鮮をハマスの同盟国と明言するととともに、将来的に共に米国を攻撃する可能性があると述べた。

 イスラエル・メディア「タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)」が5日(現地時間)に報じたところによると、レバノン・ベイルートに滞在するハマスの幹部アリ・バラケ氏は2日、レバノンのニュースチャンネル「スポットショット」とのインタビューで「北朝鮮が介入する日が来る可能性がある。なぜならば、結局は我々の同盟の一部だからだ」とした上で、上記のように述べた。

 バラケ氏は北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発などに言及し、ハマスの主要な支援国家であるイランには米国本土を攻撃する力はないが北朝鮮にはその力があると主張した。

 さらに「現代における米国のあらゆる敵、あるいは米国が敵対感を示している国々が(互いに)より近づいている」と述べ、反米連帯を強調した。

 バラケ氏はまた「ロシアは今、我々と毎日のように接触している」として「中国・ロシアは、ハマス指導部と会った。ハマスの代表団がロシアのモスクワを訪れた。近く北京も訪問するだろう」と続けた。

 イスラエルは先日、ハマスが先月7日にイスラエルを奇襲攻撃した際に使用した武器の中に、F7ロケット弾発射機(RPG)など北朝鮮製の武器があったと発表していた。

 これに関連し、武器専門家のN.R. ジェンゼン・ジョーンズ氏はAP通信に対し「北朝鮮は長期にわたってパレスチナの(テロ)集団らを支援してきた」と述べた。

 しかし、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会のイスラエル・パレスチナ関連会合で「米政府所属のメディアが北朝鮮について根拠のない偽りのうわさを広めている」と主張した。

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