▲ソウル市瑞草区の中央地裁ロビーで明るく輝く「法院」マーク。/ニュース1

 合コンアプリで知り合った男性から複数回性暴行に遭ったと虚偽告訴した20代女性に対し、韓国の裁判所が実刑を言い渡した。汚名を着せられた男性は職場で懲戒を受けもしたが、今回の判決で無念を晴らすことができた。

 昌原地裁刑事4単独の金成珍(キム・ソンジン)部長判事が、虚偽告訴の疑いで起訴された20代女性の被告に対し、懲役8月を言い渡したことが24日に明らかになった。被告は2022年7月、「合コンアプリで知り合った男性Bさんから慶尚南道昌原市のホテルの客室で3回も暴行された」と警察に虚偽告訴した疑いが持たれている。

 捜査の結果、二人は合意の上で性関係を持ったことが判明した。この件でBさんは職場で身分上の措置も受けていた。その後、Bさんは被告を相手取って民事訴訟を起こし、被告から一部被害回復のための判決金を受け取った。

 裁判部は「性犯罪の加害者と見なされた場合、社会的・倫理的非難の可能性が高く、名誉・社会的地位・紐帯(ちゅうたい)関係が破壊されるので、これに関する虚偽告訴の犯行は厳しく処罰する必要がある」とし「被害者は相当な経済的損失と精神的苦痛を受けたものとみられる。和解もなされておらず、被害者は被告人の処罰を望んでいる」と判示した。

 その上で「被告が犯行を自白して反省の態度を見せている点、初犯である点、被告が民事訴訟で判決金を支払って一部被害が回復された点などを考慮した」と、量刑理由を明かした。

ムン・ジヨン記者

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