▲第22代韓国国会議員選挙にソウル市西大門区甲選挙区から出馬した野党・共に民主党公認候補の金東我(キム・ドンア)氏。先月11日午前、自身の選挙事務所で、当選確実となり、喜んだ。写真=聯合ニュース

 第22代韓国国会議員選挙で当選した野党・共に民主党の金東我(キム・ドンア)氏=ソウル市西大門区甲選挙区=が自身の「学校暴力疑惑」に関連し、「報道された内容は全て虚偽事実だ」として法的措置を予告した。

 金東我氏は2日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」で、「私は学校に通っていた時、一方的に誰かをいじめたことも、暴力を振るったこともない」と主張した。

 これは、あるメディアが同日、「金東我氏は高校時代に学校暴力を日常的に振るっていた」として、同級生のインタビュー記事を掲載したのを受けての発言だ。金東我氏の同級生たちは「前が見えなくなるほど強く殴られた。こぶしで殴り続け、友達が止めに入ってやめた」「金東我氏にいじめられた人は大勢いる」「友達からタバコ代を脅し取ったり、弱い同級生たちをフォークで刺したりした」などと語っている。

 これに対して、金東我氏は「具体的な状況が描写されていると言うが、一方的な主張ばかりだ。見解を裏付けるため、私の学校の通知表コピーを添付する」と投稿した。

 その上で、「私の当選前後に、故郷で私に関する悪意のあるウワサが流れていると聞いた。私と政治的に反対の立場を取る同級生たちがウワサの発生源だという話も聞いた」と言った。

 さらに、今回の報道については「あるグループが企画した政治的陰謀だと判断している。虚偽の主張が続くなら、関与者に対し法的措置を取る考えだ」と述べた。

 共に民主党の中でも李在明(イ・ジェミョン)代表派とされる金東我氏は弁護士出身。李在明代表の最側近とされ、京畿道城南市の大庄洞都市開発事業に絡む収賄などの容疑で逮捕された鄭鎮相(チョン・ジンサン)元党代表政務調整室長の弁護を引き受け、「大庄洞弁護士」と呼ばれた人物だ。

キム・ジャア記者

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