▲16日、慶尚北道慶州市内のホテル「ラハン・セレクト慶州」で開催された第48回大韓商工会議所夏季フォーラムに出席し、基調演説を行う金民錫(キム・ミンソク)首相。写真=聯合ニュース

 金民錫(キム・ミンソク)首相が「韓国のことを米国の51番目の州だと批判するのではなく、米国のことを韓国の14番目の自治体だと見るべきだ」と主張した。かつてとは違って韓国の国際的地位が上がり、力が強まっているのだから、思考の転換が必要だということを強調したものだ。

 これは、金民錫首相が16日、慶尚北道慶州市内のホテル「ラハン・セレクト慶州」で開催された第48回大韓商工会議所夏季フォーラムに出席した際の基調演説で述べたものだ。同首相は「わが国で最も不足しているのが『帝国的思考』だと思う。われわれは帝国になったことがないが、今や攻撃的な観点を持つべき時が来た」と強い調子で述べた。

 また、全世界的な韓流ブームを例に挙げ「韓国で(人気が)爆発すれば、そのまま(海外でも人気が)爆発する可能性があり、通用するという自信がある。堂々とした思考を持ってわれわれ全員の変化を(海外に)持っていくといい」とあらためて強調した。

 金民錫首相はまた、内乱を起こした責任者に対し厳罰が必要だという見解も明らかにした。 同首相は「内乱を起こした人々を断罪しなければ、全世界から非難され、笑い物になるだろう。断罪せざるを得ない」と言った。その上で「内乱の時期に官僚として責任を担っていた方々の無責任のせいで、公務員たちは難しい状況に陥っている。公務員たちが再び鼓舞され、働くことができるようにすることがわれわれの課題だ」と繰り返し強調した。

 今年10月に慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議については「大韓民国は平和と知識と文化と共存の秩序を提示する主導国家へと歩んでいくことができる。その始まりが内乱を克服して進む『K-APEC』になればと思う」と述べた。

チン・サンフン記者

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