▲27日、青瓦台(大統領府)で行われた李在明(イ・ジェミョン)大統領主宰の国務会議(閣議)で発言する金民錫(キム・ミンソク)首相。写真=聯合ニュース

 先日の訪米で「米国とのホットライン」を構築したと語った金民錫(キム・ミンソク)首相が国務会議(閣議)の席上で恥をかくことになった。27日未明(韓国時間)、ドナルド・トランプ米大統領が突然、韓国に「普遍関税賦課」を予告すると、わずか数時間前まで「大統領級待遇」を強調して訪米の成果をアピールしていた金民錫首相が発言の機会を放棄したのだ。

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 同日午前の国務会議は、故・李海チャン(イ・ヘチャン)元首相の常任葬儀委員長を務めた金民錫首相が弔問のため中途退席しなければならない状況から始まった。国務会議は毎回、金民錫首相が司会を務めてきた。金民錫首相に中途退席の予定があるということで、慣例に従って次の選任者である具潤哲(ク・ユンチョル)経済副首相が司会を引き受けたが、同副首相は司会を始めるとすぐに、金民錫首相に「首相が訪米の成果についてお話があるということで…」と話を切り出した。

 ところが、具潤哲副首相の言葉が終わる前に、金民錫首相は慌てた様子で手を振って発言を断った。未明に投下された「トランプ関税爆弾」により、自慢していたホットラインの実効性がやり玉に上げられる状況を意識したものと分析される。

 事実、金民錫首相は国務会議直前に放送された経済メディア「3PRO TV」とのインタビューで、今回の訪米の成果について異例の表現を使って自画自賛していた。金民錫首相はインタビューで、「1985年以降41年ぶりに首相が固有の業務で米国を訪問したのは初めてだ。外交部(省)も『完全に新たな歴史の1ページを書き加えた』と言っていた」と語った。

 また、J・D・バンス米副大統領との会談について「バンス副大統領はその場で自分の直通番号を知らせ、安保補佐官の電話番号も書いて渡してくれた」と、緊密なホットライン構築を成果として掲げた。そして、「原子力、原子力潜水艦、造船産業協力に対して非常に積極的な回答を得た」と、バンス副大統領は非常に丁重に対話に応じたと言っていた。

 金民錫首相のこのような「武勇伝」はわずか数時間後、トランプ大統領の交流サイト(SNS)投稿で吹っ飛んだ。トランプ大統領は27日未明、韓国に対して相互関税を賦課すると投稿した。金民錫首相が「米国の権力の中核部といつでも意思疎通できるチャンネルを確保した」とアピールして一日もたたないうちに、韓国経済を揺るがす関税圧力が奇襲攻撃のように襲ってきたのだ。

キム・テジュン記者

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