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体内に1.4キロのコカイン バリ国際空港で運び屋ペルー人女性を逮捕 /インドネシア
【NEWSIS】インドネシアのバリで、あるペルー人女性が、身体の内部に麻薬を隠して密輸しようとして逮捕された。
英紙「ガーディアン」が現地時間19日付で報じたところによると、「NS」というイニシャルだけが分かっている40代のこの女性は、今月12日にカタール発の航空便でバリ国際空港に到着した際、税関で疑念を持たれた。
【写真】コカイン入りのカプセルがびっしり
バリ警察麻薬捜査局の局長は「税関の職員が女性の行動を怪しみ、警察と協議した後、さらに検査を行った」と説明した。
検査の結果、女性の身体の内部と下着から計1.4キロのコカインが発見された。また警察は、この女性が「エクスタシー」と呼ばれる薬物数十錠を密輸した容疑も提起した。
被疑者は警察の取り調べに対し、今年4月にダークウェブで知り合った男性から麻薬の運搬を提案され、報酬として2万ドル(現在のレートで約295万円)を受け取るという取り決めだった、と供述した。
インドネシアは世界で最も厳しい麻薬法を実行している国の一つだ。被疑者が麻薬法により起訴され、有罪判決を受けた場合、最高で死刑に処されることもあり得る。
これに先立ち7月にもバリの裁判所は、コカインを身体の内部に隠して密輸した罪によりアルゼンチン国籍の40代女性に懲役7年を言い渡している。
インドネシアは2016年以降、死刑の執行を中断しているが、その当時も麻薬犯罪でインドネシア人1人とナイジェリア人3人が銃殺刑に処された。
カン・セフン記者