社会総合
「隣の人が…」 韓国高速鉄道アプリ、乗車中の座席変更が可能に
今年の年末から、韓国高速鉄道(KTX)の車内でひじ掛けの取り合いや騒音など隣の席の乗客とのトラブルが解決しない場合、「KORAILトーク」アプリで座席を変更できるようになる。現在は車掌を呼んで状況を説明した上で座席を変更することになっているが、空きがなくて座席を移れない場合、気まずい状態のまま長距離の旅行を続けなければならない。苦情を言えば隣の乗客に根に持たれるだろうと気になって、座席の変更を最初から諦める消極的な乗客も少なくないが、これからはアプリで空席があるか確認し、スマートフォンを数回操作するだけで好きな座席に移動することができる。韓国鉄道公社(KORAIL)は、年末までにこの「セルフ変更」システムを導入すると発表した。
【写真】ここは本当に韓国なの? KTX車内で上半身裸の男性乗客
韓国企画財政部(省に相当)は3日、このような内容を盛り込んだ公共機関のサービス改善案を発表した。
各給油所が翌日のガソリン・軽油などの価格を一日前に表示する「明日の価格」表示サービスも登場する。韓国石油管理院と韓国道路公社は年内に、韓国全土の高速道路のサービスエリア・パーキングエリアにある給油所100カ所を皮切りに同サービスを提供する。
ソウル・大田・東大邱・釜山・全州・麗水エキスポなど主要な鉄道駅から自宅や実家などに宅配便を送れる「鉄道駅舎内宅配発送サービス」も10月から導入される。駅での宅配サービスはこれまで、駅舎から駅舎に荷物を送る場合に限られていた。現在は、全羅南道麗水のチャンさんにプレゼントを贈るためにソウル駅から荷物を発送した場合、チャンさんは麗水エキスポ駅に出向いて荷物を受け取らなければならない。しかし今後はソウル駅の無人宅配窓口から荷物を発送すれば、宅配が麗水市内のチャンさんの自宅まで届けられる。
チョン・ソクウ記者