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「音が聞こえる! 自分の声も聞こえる!」 10年分の耳あかを摘出した英国男性が話題に
【NEWSIS】英国で、10年間耳の中にたまっていた耳あかが原因で自分の声すら聞こえなくなっていた男性が、耳あかを除去して聴力を取り戻したことが分かり、話題になっている。
【写真】10年モノの耳あか
英紙デイリーメールが8日(現地時間)、報じた。それによると、英国の聴覚専門家カリス・ラウント氏は最近、TikTokで、ジェイソンという男性の耳から10年以上たまっていた耳あかを除去する動画を公開した。
動画は2000万回以上再生され、大きな関心を集めた。
動画の中でジェイソンさんは、耳あかが除去されると「おお、音が聞こえる。私の声も聞こえる」と感激している。
ジェイソンさんの耳から出てきた耳あかは5ペンス硬貨ほどの大きさで、除去した直後に聴力が回復したという。
カリス・ラウント氏は耳用の内視鏡で耳内部の状態を確認し、吸引機と小さな管を使って耳あかを一気に摘出した。耳あか除去前後の動画が公開されると、ネットでは驚きの声が上がった。
専門家らは、耳あかがたまりすぎると耳鳴り、聴力損失、耳の痛みなどを引き起こす恐れがあり、永久的な聴力喪失につながる可能性もあると指摘した。
綿棒や指などを使って自分で耳あかを取ろうとすると、逆に外耳道の損傷や出血を起こす可能性があると専門家らは指摘する。耳の内部はデリケートなため、小さな物体を挿入して自分で耳かきをすると聴力に深刻な影響を及ぼす恐れがあるということだ。
カン・セフン記者