▲1カ所にまとめられたゴミ。写真=仁川市富平区のホームページより

 氷点下の寒さにもかかわらず、1人で山の中のごみを集めている外国人が話題になっている。

 仁川市富平区によると、外国人がごみを集めていたという話は先月19日に同区ホームページ掲示板に寄せられた投稿で明らかになったとのことだ。

【写真】外国人が息を切らしながらごみを集める様子

 同区内に20年間住んでいるという投稿者(65)は1月17日午前、長寿山を登っていた際、外国人のAさんが登山口に積まれたまま地中に埋まっているごみを引っ張る姿を目撃したという。

 投稿によると、厳しい寒さの中、Aさんは息を切らしながら一生懸命ごみを集めていたとのことだ。他の人々はAさんをちらりと見るだけで、あまり関心を持たなかったそうだ。

 だが、投稿者は不思議に思い、「なぜ1人でこのようなことをしているのですか?」と慎重に声をかけたという。すると、Aさんはしばらく手を止めて、「このようにごみを集めておいて友人に連絡すると、友人が代わりに区庁に連絡してくれて、トラックが(ごみを)載せていく」と説明したとのことだ。

 翻訳機を使ってやり取りしたところ、投稿者は、Aさんが2024年に韓国に来て近くのマンションで暮らしている米国人で、主に毎週土曜日に登山道でごみを片付けていることを知った。投稿者は「職場は(ソウルの)江南にあるそうで、(山まで)往復3時間がかかると言っていた。『環境に関する仕事をしているのですか?』と聞いたが、『違う』と言っていた」と書いた。

 投稿者が掲載した写真には、寒さで耳や頬を真っ赤にしながらも一生懸命ごみを集めるAさんと、Aさんが集めたごみの山が写っている。ごみは自然の中では分解されにくい布やゴム長靴、生活廃棄物などだった。

 投稿者は写真を掲載すると共に、「疲れているはずなのに、週末の朝に外に出てきて、顔や耳を真っ赤にして…見ていた私自身、どれほど恥ずかしく思ったことか」「同じ町の中で暮らしていながら、無関心だった自分が本当に恥ずかしかった。携帯電話番号を交換し、次は必ず参加すると約束して別れた」と書き込み、Aさんをたたえた。

パク・ソンミン記者

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