事件・事故
風力発電機が倒壊、風速5-7メートルの風に耐えられず /慶北・盈徳郡
慶尚北道の海沿い盈徳郡の大規模風力発電機の支柱が倒れ道路をふさぐ事故が発生した。
2日午後4時40分ごろ、慶尚北道盈徳郡盈徳邑昌浦里のピョルパラン公園風力発電団地で高さ80メートルの風力発電機の支柱が折れ、支柱上部とブレード(羽根)が公園内の道路に倒れた。当日は幸い公園内の展示館が休館だったため車の通行が少なく、けが人などは出なかった。
【写真】風力発電機倒壊の瞬間を捉えた車載映像
この事故で道路がふさがれた影響で今も通行止めが続いている。事故当時の風速は秒速5-7メートルほどだったという。盈徳郡の関係者は「警察と合同で現場から1.6キロ区間を2次災害防止と原因究明のため無期限通行止めにした」と明らかにした。
盈徳郡や目撃者などによると、当時発電機のブレードが回転中に突然発電機を支える支柱が折れたという。ブレードなどの残骸が落下した道路を通行していた車はわずか数秒差で大惨事につながるところだった。
2005年に完成したこの風力発電団地は1650キロワット級発電機24基が設置されている。これらの施設はデンマークに本社を持つ風力発電機メーカーのベスタスが製造・設置したもので、事故を起こした風力発電機21号機は05年5月からこれまで20年以上にわたり使用されてきた。発電機の高さは約80メートルでブレード1本の長さは41メートルに達する。発電機の支柱は鋼鉄製で、ブレードは炭素繊維製だという。中級クラスの台風に相当する秒速20メートルに耐えられるよう設計されていた。
事故は風力発電機のブレードの1本が引き裂かれて発生したようだ。上記の盈徳郡関係者は「施行業者と動画を確認したところ、力強く回転していた発電機のブレードが裂けてバランスを失い、その後支柱に激突して事故が発生したようだ」「竹は折れることはあっても裂けることはない。ブレードの材質から考えるとあり得ないことだが、その部分について集中的に調査を行っている」と説明した。
風力発電機用ブレードの寿命は20年ほどで、事故を起こした発電機は今年で21年目を迎えたが、先日行われた検査で異常は発見されなかったという。
盈徳郡は施行業者に対して許認可を巡る問題がなかったか調べる一方、気候エネルギー環境部(省に相当)と共同で風力発電団地の23基ある発電機に対する安全点検を改めて実施する予定だ。
盈徳=クォン・グァンスン記者