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6年間夫婦生活を送った二人、「6親等」判明し婚姻無効 /台湾・高雄
台湾のある夫婦が結婚6年目にして6親等の親族関係にあることが明らかになり、裁判所から婚姻無効判決を受けた。シンガポール・メディアのマストシェア・ニュースなど外信各社が24日に報道した。
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報道によると、台湾・高雄市に居住するこの夫婦は2018年10月31日に結婚し、最近まで良好な関係を維持してきたという。
ところが、夫がこのほど戸籍の記録を見ていたところ、自身の母方の祖母と妻の祖母が同じ両親から生まれた実の姉妹であることに気づいたとのことだ。
調査の結果、2人は法的にみると6親等の関係にあることが分かった。台湾の民法は6親等以内の傍系親族間の婚姻を禁じている。
2人が法的に夫婦になれない関係ならば、今後の相続など法的権利にも影響を及ぼす。そこで、夫婦は不明確な関係に対する不安を解消するため、裁判所に婚姻無効確認を請求した。
高雄家庭裁判所は提出された戸籍記録を検討した結果、2人が実際に6親等以内の親族であることを確認し、今年8月に婚姻無効判決を下した。夫婦は共に控訴をあきらめ、判決は最終確定した。
現地のインターネット上には「結婚前に家系図をきちんと確認しなかったのが間違いだ」「6年間も夫婦として暮らしていたのに、あまりにもひどい判決だ」など、判決を巡り賛否両論が出ている。
キム・ミョンイル記者