【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は4日、ロシアのインフラ復旧に動員されるとみられる北朝鮮の建設部隊約5000人が9月から順次移動していると明らかにした。国会情報委員会が同日実施した国情院に対する国政監査で報告した。

 同委員会の与野党幹事によると国情院は、北朝鮮が派遣した約1万人の兵士に関しては現在、ロシアとウクライナの国境付近に配置されて警備を遂行中で、追加派遣された工兵約1000人は地雷除去に投入されたと説明した。

 また北朝鮮内では追加派遣に備えた訓練などの動きが捉えられており、軍当局が注視しているという。

 国情院はまた、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や短距離ミサイル、無人機の開発などが進展したと評価した。

 北朝鮮が今月10日、朝鮮労働党創建80年に合わせて開催した閲兵式(軍事パレード)で初公開した新型のICBM「火星20」については、「火星19」より本体の重量を軽くするなど改良されたとし、多弾頭の搭載やより重い弾頭の搭載を意図した可能性があると分析した。

 またロシアの支援を受けてミサイルの誘導性能や精度を改善しているとし「特に無人機開発の進捗速度が速く、安全保障に大きな脅威になりうる」と指摘した。

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