▲イラスト=UTOIMAGE

【週刊朝鮮】事故で重体の妊婦を移送中の救急車が交差点でパトカーに道をふさがれる事態が発生し、波紋が広がっている。

 警察などが5日に明らかにした。それによると10月30日午後9時ごろ、釜山市西区の九徳総合運動場に近い九徳交差点で妊婦を乗せた民間救急車が釜山大学病院に向かっていたところ、停車していたパトカーに道をふさがれた。

【写真】パトカーが救急車の道をふさぐ様子

 当時救急車には、交通事故で車の下敷きになり重体となっていた妊婦が乗っていた。救急車は信号が赤に変わると路上に止まっていたパトカーを発見し、サイレンを鳴らし拡声器で道を開けるよう求めたが、パトカーは動かなかった。

 その際、隣の車線に止まっていた大型バスが道を空け救急車は病院に向かったが、妊婦と胎児は後に死亡が確認されたという。

 警察の関係者は「救急車の存在を把握した時はすでにバスが道を開け救急車は隣の車線を通過していた。これら全ては2-3秒以内の出来事だった」と弁明した。

イ・チェウン記者

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