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ウクライナ電撃訪問アンジェリーナ・ジョリー、現地ドライバーが検問所で徴兵される
ハリウッド俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんがウクライナを電撃訪問する中、現地のドライバーが検問所で徴兵されたことが分かった。
【写真】アンジェリーナ・ジョリーがウクライナ南部の都市ヘルソンで現地住民と交流する様子
英紙インディペンデントなど海外メディアが6日、報じた。それによると、ジョリーさんは最近、ロシアによる侵攻で被害を受けた民間人のための人道支援プログラムの一環として、ウクライナ南部地域を訪問し、現地住民と交流した。
ジョリーさんは今回、南部の最前線でロシアの主要ターゲットとなっているヘルソン地域も訪れた。
ジョリーさんは防弾チョッキを身に着け、現地のドライバー兼警護員の男性と共に行動していたが、検問所を通過する際にウクライナの徴兵担当者がドライバーに招集命令を下した。
ドライバーの男性は軍の予備役で、徴兵延期の書類がないため徴兵対象だった。ジョリーさんは、男性が拘束されて地域の徴兵事務所に強制的に連れていかれたことから、大きなショックを受けたという。
ロシア国営タス通信は、ジョリーさんがその後ウクライナのゼレンスキー大統領側に連絡し、ドライバーを釈放するよう求めたと報じた。
ジョリーさんのドライバーが実際に釈放されたかどうかは不明だ。ジョリーさん側はこれについて特にコメントを出していない。
ジョリーさんはウクライナとロシアの戦争が始まって間もない2022年5月にもウクライナを訪問し、地域の子どもたちと交流した。
キム・ミョンイル記者