▲イラスト=UTOIMAGE

 14日に韓国で行われたサッカー男子韓国代表対ボリビア代表の強化試合(大田ワールドカップ競技場)で、ボリビア代表ゴールキーパー(GK)が、ヘディングシュートをした韓国の李在成(イ・ジェソン)の頭がゴールポストにぶつかるのを防ぐために、手を出して李在成の頭をガードするようなシーンがカメラに捉えられた。

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 インターネットの複数のコミュニティーサイトには16日、「李在成の負傷を防いでくれたボリビアのキーパー」というタイトルで、李在成がヘディングシュートを放った場面の動画が共有された。

 李在成は前半9分、ソン・フンミンが上げたコーナーキックに合わせてダイビングヘッド。このボールをGKギジェルモ・ビスカラが指先で弾き出した。

 李在成は弾かれたボールを押し込もうと、スライディングしながら再度頭を付き出した。

 このとき、李在成の頭がゴールポストに激突しそうになったが、GKのビスカラが手で李在成の頭をガードするように外側に押したため、激しい衝突を免れた。ビスカラは同時に、ゴールに飛んできたボールを足で弾いた。

 このシーンは韓国のサッカーファンの間で話題になった。ファンたちは「GKがいなかったら大けがをするところだった」「ああいうのが同業者精神だ。かっこいい選手だ」「李在成選手が起き上がるまで顔を支えてくれていた」などの反応を示し、ビスカラのスポーツマンシップをたたえた。

 一部では、ビスカラがボールを弾き出そうとして手を出した際に、偶然李在成の頭に触れただけだという声もあるが、ビスカラのこの動きのおかげで李在成が大けがをせずに済んだという点には異論は出なかった。

 この試合は、主将ソン・フンミンの先制点に続き、チョ・ギュソンが追加点を決めて韓国が2-0で勝利した。韓国代表は18日午後8時から、ソウルワールドカップ競技場でガーナとの強化試合に臨む。

キム・ジャア記者

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