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NewJeans手がけたミン・ヒジンADOR元代表「私は共に民主党支持者…文在寅・李在明に投票した」
芸能事務所ADOR(アドア)の元代表で、ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)を手がけたミン・ヒジン氏が親会社HYBE(ハイブ)の最高ブランド責任者(CBO)を務めていた時、社員の選挙投票権に干渉したという疑惑について、「私は長年、共に民主党を支持してきた」と釈明した。
【写真】ミン・ヒジン元代表
ミン・ヒジン氏は11月28日、交流サイト(SNS)「インスタグラム」の「ストーリーズ」に「私はもともと共に民主党支持者で、文在寅(ムン・ジェイン)元大統領にも投票した」と投稿した。
そして、「2020年、当時の(文在寅政権の)不動産政策に失望して言った言葉がこのように歪曲(わいきょく)されるとは思わなかった」とも書いた。
さらに、「私の知人たちも皆知っていることだが、京畿道城南市長時代から李在明(イ・ジェミョン)現大統領をずっと支持してきた。弾劾集会にも参加し、デモ隊に物資を送り続けた。プライベートなカカオトーク(チャットアプリ)でいったい何のフレーミング(支持政党に基づくレッテル貼り)をしようとしているのか理解できない。さらに2020年はADOR設立前」とも述べた。
ミン・ヒジン氏はこのような自身の主張を裏付けるため、昨冬の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領弾劾要求デモ会場で撮影した動画やデモ隊への支援物資内訳、今年6月3日の韓国大統領選挙日に撮影した写真も公開した。
その上で、ミン・ヒジン氏は「昨日の法廷で、HYBEは争点と関係のない政治的フレーミングをしようとした。私は反論したかったが、裁判長が『関連性に欠ける』と制止したので、(それを)尊重する意味から話さなかった」と説明した。
ミン・ヒジン氏の社員投票権干渉疑惑は、HYBEとの株主間契約解除確認訴訟の過程で浮上した。
ソウル中央地裁民事合議第31部(南仁洙部長判事)は11月27日、HYBEがミン・ヒジン氏を相手取り起こした株主間契約解除確認訴訟と、ミン・ヒジン氏が起こしたプットオプション(事前に決められた価格で株式を売却する権利)関連株式売買代金請求訴訟の弁論期日が行われた。
HYBE側の法律代理人はミン・ヒジン氏に対する反対尋問の過程で、ある会社員がインターネット・コミュニティー・サイトに投稿した昨年の書き込みを証拠として提示した。ADOR社員を名乗るこの投稿者は「疑われるだろうが、(ミン・ヒジン氏の名前の頭文字と思われるハングル)さんは選挙前に社員たちを呼んで、『共に民主党に投票するな』と言った。選挙後には、共に民主党に投票したという人たちがいると、呼んでいびった。最初は冗談だと思っていたが、3時間も怒られると、私が入社したのは正しかったのだろうか…と驚がくする」と書いていた。
HYBE側は2020年12月14日にミン・ヒジン氏とある社員の間で交わされたカカオトークのチャットも提出した。それによると、ミン・ヒジン氏は社員に「あなた、なぜ共に民主党に投票したの」「投票すべき党がなかったら投票してはいけない。私のように(笑)」などのメッセージを送っていた。
キム・ガヨン記者