▲韓国の国立科学捜査研究院の検死官や担当捜査官らが乗る車。カンボジア・プノンペン市内の寺院で今年8月に犯罪グループに監禁され拷問を受け死亡した韓国人大学生の遺体を検視するため遺体安置室に向かった。/news1

 カンボジアの犯罪拠点で韓国人大学生が拷問・殺害された事件の主犯とされる中国人のリ・グァンホがカンボジアで逮捕された。

 韓国の警察庁は11月28日「27日未明、首都プノンペンの犯罪拠点で殺人などの疑いのあるリ・グァンホが現地で別の容疑で逮捕された」と明らかにした。

【写真】リ・グァンホ容疑者

 リ・グァンホは今年8月にカンボジア・カンポット州ボコール山周辺の犯罪拠点で20代の韓国人大学生を拉致・監禁し、拷問を加えた上で死亡させた疑いがある。

 死亡した韓国人大学生は7月17日に家族に「現地の博覧会に行ってくる」と言い残してカンボジアに向かったが、中国系犯罪組織が運営する作業場に連行されて暴行や拷問を受け、8月8日にボコール山近くの車の中で遺体で発見された。

 今回の逮捕はカンボジア現地での別の犯罪容疑によるもので、韓国警察は韓国人大学生死亡事件との関連を確認するためカンボジア捜査当局と協力し捜査を続けたいとしている。

ク・アモ記者

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