【TV朝鮮】(アンカー)

 韓国与党・共に民主党の張京泰(チャン・ギョンテ)議員のセクハラ(性的嫌がらせ)疑惑に関するニュースです。約1年前、現場を目撃した被害者の当時の交際相手にTV朝鮮がインタビューしました。動画をなぜ撮ったのか、当時の状況はどうだったのか、そして現在の心境も詳しく聞いてみたところ、張京泰議員に対して暴力を振るったことはなく、「(元交際相手は)デートDV(恋人による暴力)の加害者だ」という張京泰議員の主張に対して法的対応を取ると語りました。ファン・ジョンミン記者の独自取材です。

【写真】犯行現場で男性に首根っこをつかまれる張京泰議員

 (記者リポート)

 当時の交際相手だったA氏は「飲み会の二次会に行った被害者との連絡が途絶えたため、心配する気持ちが先に立った」と言いました。

 (A氏 /被害者の当時の交際相手)

 「『完全に酔っ払っているな』と…お酒が飲めない人なのに…」

 被害者の妹と連絡を取ってようやく二次会の店に着き、普段と違ってひどく酔っている姿を撮影しておこうとスマートフォンを出したところ、驚いたそうです。

 (A氏 /被害者の当時の交際相手)

 「隣にいた男の手が入るのが見えたから、(スマホを)つけてすぐそれを見て、私は頭に来たんです。カッとなって」

 A氏は3秒間の短い動画を撮った後、抗議する過程でこの男が張京泰議員であることが分かったと言いました。

 張京泰議員は昨日の記者会見で、交際相手が暴力を振るっていたと主張しましたが、A氏は「暴力は全くなかった」と反論しました。

 (A氏 /被害者の当時の交際相手)

 「体に手も、毛先1本も触れたことがない」

 張京泰議員による「デートDV」主張については、被害者自身が「事実ではない」と否定しただけでなく、A氏も「権力型性犯罪を覆い隠すためのごまかしだ」と語り、法的対応を検討中だと言いました。

 また、現役の国会議員が公務員であるA氏の個人情報を公表したことについて、A氏は「不安を感じる」と言いました。

 (A氏 /被害者の当時の交際相手)

 「心理的な圧力を受けたり、危害を感じたりしていないと言えば、それは当然ウソになります」

 この出来事が起こった1年前に告訴できなかった理由に言及する際は涙も見せました。

 (A氏 /被害者の当時の交際相手)

 「私が『告訴しよう』と言った時、当時の彼女が『しない』と言って…『私に危害を加えるかもしれない』という発言を(先輩秘書官が)したそうです。彼女も私のことを心配して…」

 A氏は警察と参考人事情聴取日程を調整しています。TV朝鮮、ファン・ジョンミンがお伝えしました。

(2025年12月2日放送 TV朝鮮『ニュースパレード』より)

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