▲ショートトラック男子中国代表のリン・シャオジュン(韓国名:林孝峻)。/ニュース1

 2018年の平昌冬季五輪でショートトラック韓国代表の金メダル第1号となった林孝峻(イム・ヒョジュン)が、中国国籍を取得して「リン・シャオジュン」という名前で再び五輪の舞台に立つことになった。

【Photo】平昌五輪V 金メダルをかじる男子ショートトラック韓国代表・林孝峻

 ソーフー(搜狐)ドットコムなど中国メディアによると、「リン・シャオジュン」が最近、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のショートトラック個人種目の出場権を獲得したという。18年の平昌大会以来、8年ぶりに五輪に出場することになったのだ。

 林孝峻は韓国代表だった19年、練習中に同性の後輩へのセクハラ行為があったとして大韓スケート競技連盟から資格停止の懲戒処分を受けた。その後、刑事裁判で無罪判決を受けたが、韓国代表としてリンクに復帰することはできなかった。2020年に中国に渡って中国国籍を取得し、名前を「リン・シャオジュン」に変えた。ただし、国籍変更手続きを終えてから3年未満だったため22年の北京冬季五輪には出場できなかった。

 中国スケート競技連盟は、国際スケート競技連盟(ISU)のショートトラック・ワールドツアー4大会の成績を基に五輪出場選手を選出する。個人戦で金メダルを獲得した選手を第1順位として自動的に選出し、その後メダリスト、ファイナルA、ファイナルBに進出した選手の順に優先権を与える方式だ。男子の部では金メダル獲得者がおらず、第2順位のメダリストたちが個人戦の出場権を獲得する格好となった。

 リン・シャオジュンはポーランド・グダニスクで開催されたワールドツアー第3戦の男子500メートルで銀メダルを獲得し、五輪出場権獲得の第2順位グループに入った。リン・シャオジュンは、ハンガリー出身の五輪金メダリストで現在は中国国籍のリュウ・シャオアン、銅メダル3つを獲得した孫龍と共に個人種目3試合への出場を確定させた。

チョン・アイム記者

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