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韓国国家安保室長が来週訪米 米高官と首脳合意の履行協議へ
【ワシントン聯合ニュース】韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が、韓米高官級協議に出席するため16日に米ワシントンを訪問する。複数の外交筋が9日(現地時間)、明らかにした。
魏氏はルビオ米国務長官と会談するとみられる。米国側との協議では、先の韓米首脳会談の合意事項をまとめた「共同ファクトシート」の履行について協議する予定だ。
韓米は今月2日にワシントンで開かれた朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官とフッカー国務次官(政務担当)の会談で原子力、造船、原子力潜水艦などの分野で首脳会談の合意事項を迅速に履行するための実務協議体を早期に稼働させることで一致した。
その後、国家安保室には濃縮ウラン関連タスクフォース(TF)、原潜TF、国防費予算TFが設置され、米国との実務協議が進められている。
魏氏は協議で具体的・可視的成果が早期に導き出されるよう米政府に協力を要請するとみられる。
また、対北朝鮮政策の連携についても協議し、政府が構想する北朝鮮との対話再開に向けた方策を米国側と共有すると予想される。
魏氏は7日、李在明(イ・ジェミョン)政権発足から半年間の成果を報告する記者会見で、北朝鮮との対話再開を推進し、朝鮮半島の平和共存プロセスを本格化させるとし、米国と緊密に意思疎通を行っていく考えを示した。