【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は10日、韓国鉄道公社(コレール)労働組合(鉄道労組)とソウル交通公社労働組合(交通公社労組)がストライキを予告したことを受けて非常輸送対策本部を設置し、関係機関と共に運行支援や現場管理などを実施する予定だと発表した。

 鉄道労組は今月11日に、ソウル地下鉄1~8号線を運営する交通公社労組は12日にそれぞれストを予告した。地下鉄9号線の第2・3段階区間(新論峴駅~中央報勲病院駅)を運営する公共運輸労組ソウル交通公社9号線支部も11日にストを予告している。 

 交通公社、コレール、バス業界、区・警察など関係機関は非常輸送対策施行のため24時間連絡体制を維持し、スト初日を含む7日間を第1段階、それ以降を第2段階に区分し、段階別に対策を実施する。

 ソウル市は鉄道労組がストを予告した11日の出勤時間帯に市内バスなどの代替輸送手段を用意する。市内バスは344の一般路線で出退勤時間帯の配車を通常よりそれぞれ1時間延長。これにより、2538回分の運行回数増加が期待される。

 地下鉄は交通公社労組がストを予告した12日から、出勤時間帯(午前7~9時)は1~8号線で通常運行し、退勤時間帯(午後6~8時)は2号線と5~8号線で通常運行することで総運行率88%を維持する。9号線は終日通常運行される。

 ソウル市は鉄道労組と交通公社労組のストが同時に行われる場合に備え、市内バスの予備車両を161の路線に投入し、運行回数を通常より1422回増やす予定だ。

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