▲安貴朎(アン・グィリョン)大統領秘書室副報道官/写真=NEWSIS

 昨年12月3日の非常戒厳宣布時、戒厳軍の銃口を握った安貴朎(アン・グィリョン)大統領秘書室副報道官の行動は「演出」だったと主張したキム・ヒョンテ元韓国陸軍特殊戦司令部第707特殊任務団団長(大佐)が名誉毀損(きそん)で告訴された。

【写真】「韓国のジャンヌダルク」は演出!?

 安貴朎・副報道官側は15日、「虚偽事実の適示による名誉毀損で、陸軍特殊戦司令部第707特殊任務団団長だったキム・ヒョンテ大佐をソウル瑞草警察署に告訴した」と明らかにした。

 その上で、「女性政治家の公的行為の真正性と信頼性をおとしめる典型的なセクハラ(性的嫌がらせ)発言だ」「演出された政治的ショーに歪曲(わいきょく)する行為が容認されてはならない」と告訴理由を説明した。

 キム・ヒョンテ大佐は金竜顕(キム・ヨンヒョン)元国防長官らの裁判に証人として出廷し、「(部隊員たちが)『安貴朎・副報道官は撮影を準備し、直前に化粧までしている姿を見た』と言っていた」と主張した。

 キム・ヒョンテ大佐は非常戒厳時、窓を割って国会内に進入したとして裁判を受けている。

 安貴朎・副報道官側はキム・ヒョンテ大佐を相手取り、名誉毀損による損害賠償請求訴訟も起こす方針だ。

チ・ジョンヨン記者

ホーム TOP