社会総合
韓国 きょうのニュース(12月17日)
◇李大統領が石油公社を叱責 ガス田プロジェクト巡り
韓国の李在明(イ・ジェミョン)は17日、韓国石油公社からの業務報告で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権で推進された南東部沖のガス田プロジェクトに言及し、「収益性の検討を十分に行わなかった」と叱責した。同公社の崔文奎(チェ·ムンギュ)社長代行は原価計算についての質問に、「(原価計算を)したことがない」と答えた。尹前政権は昨年6月、南東部沖の海域に最大140億バレルに達する石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いと発表。「シロナガスクジラ」と名付け、同プロジェクトを推進した。だが、ボーリング調査を行った結果、経済性があると判断する水準には大きく及ばず、同プロジェクトの成功への明確な道筋は示されなかった。
◇20年間据え置きの「王宮」入場料 引き上げ推進か
ソウルの観光名所、景福宮や昌徳宮など主要な旧王宮の入場料として約1万ウォン(約1050円)を支払う意向があるとのアンケート結果が出た。これらの入場料は2005年以降、変わっておらず、一定の値上げが必要との声が上がっている。国家遺産庁などが17日に公開した公聴会の資料によると、ソウルの旧王宮を訪問した観覧客は平均9730ウォンの入場料を支払う意向を示した。現在、景福宮の入場料は25~64歳が3000ウォン。24歳以下、65歳以上、障害者などは無料となっている。外国人は19~64歳が3000ウォンで、そのほか無料。同調査の結果が入場料の引き上げにつながるか注目される。李在明大統領は16日の国家遺産庁の業務報告で、「説得の過程を経て(引き上げを)調整する必要がある」と発言した。
◇サムスンの三つ折りスマホ 再入荷分も「2分で売り切れ」
サムスン電子初の三つ折りスマートフォン「ギャラクシーZトライフォールド」が好調な売れ行きを見せている。同社の公式サイトで17日午前10時から実施された同製品の再入荷分の購入申し込みは開始から2分で締め切られた。各店舗にも同製品が再入荷したが、国内販売が始まった12日に店舗を訪れたにもかかわらず購入できなかった顧客に発送されるため、事実上、再入荷と同時に完売したことになる。
◇ドラマ「告白の代価」 ネトフリ非英語部門1位に
米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「告白の代価」がネットフリックス「TOP10」のテレビ非英語部門で1位を記録したことが17日、分かった。ネットフリックスの公式ガイドサイト「TUDUM」によると、8~14日の同作の視聴時間を作品の総時間で割った「視聴数」は570万ビューで、テレビ非英語部門の首位に立った。国別では韓国など計39カ国・地域で1位となった。同作は、夫殺害の容疑をかけられたアン・ユンスが刑務所で殺人犯のモウンから取り引きを持ちかけられることで繰り広げられる物語を描いたダークサスペンス。ユンス役のチョン・ドヨンとモウン役のキム・ゴウンの演技力と手に汗握る展開が話題を集め、配信初週の2位から2週目にして1位を獲得した。