事件・事故
韓鶴子総裁の自叙伝を共に民主・田載秀議員に渡した旧統一教会傘下団体、文政権時代に補助金3000万ウォン受給していた【独自】
【TV朝鮮】(アンカー)
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の政界支援疑惑に関するニュースです。旧統一教会の傘下団体が、文在寅(ムン・ジェイン)政権時に国庫補助金3000万ウォン(現在のレートで約320万円)を受け取っていたことが確認されました。この団体は当時、文大統領派の中核人物・田載秀(チョン・ジェス)議員に韓鶴子(ハン・ハクチャ)旧統一教会総裁の自叙伝を渡したこともあります。ファン・ジェヨン記者の独自取材です。
【写真】韓鶴子総裁の自叙伝を手にして記念撮影に応じる共に民主・田載秀議員
(記者リポート)
2019年、文在寅政権の行政安全部(省に相当)は「公益活動」を行う非営利民間団体に政府補助金71億ウォン(約7億5000万円)を支援しました。
南北統一運動国民連合も「One Korea(ワン・コリア)ピースロード ソウル平壌統一大長征」という催しを提案し、政府補助金3000万ウォンを受け取りました。
北朝鮮まで行くことはできませんでしたが、実際に韓国のあちこちを回ってウオーキングをし、与党・共に民主党の林鍾声(イム・ジョンソン)前議員が祝辞を述べたこともあります。
後に分かったことですが、この団体は旧統一教会の傘下団体でした。
この団体の釜山・蔚山会長パク氏は、2020年3月の第21代国会議員総選挙前、共に民主党の田載秀議員に韓鶴子総裁の自叙伝を渡して記念撮影をした人物です。
団体の代表A会長は未来統合党(現・最大野党「国民の力」)の金奎煥(キム・ギュファン)元国会議員にも金品提供を試みたと言われています。
(金奎煥元議員の側近)
「(A会長が)接近はしてきたが、受け取らなかった。危険な金であることが分かっていたから…だから私が『配達事故』、『配達事故』を起こしたんだ」
行政安全部は「事業の公益性だけを評価し、団体の性向は考慮しなかった」と釈明し、旧統一教会側はTV朝鮮の質問に答えませんでした。TV朝鮮、ファン・ジェヨンがお伝えしました。
(2025年12月18日放送、TV朝鮮『ニュース9』より)