【ソウル聯合ニュース】韓国の宇宙事業会社イノスペースは２３日午前３時４５分（現地時間２２日午後３時４５分）、ブラジルのアルカンタラ発射場から小型衛星輸送用の２段式ロケット「ハンビッ・ナノ」を打ち上げる。韓国の民間企業が商業用ロケットを打ち上げるのは初めて。同ロケットは現地時間１９日の同時刻に打ち上げを予定していたが、ロケットの推進剤充填中に排出用バルブに不具合が確認されたため急きょ打ち上げを取り止めた。

　イノスペースは発射台にロケットを設置したまま点検を実施。バルブのほかに異常がなかったため予備部品を用いるなどして、再度打ち上げることになった。

　ハンビッ・ナノはブラジルとインドの小型衛星５基、実験装置３基などを搭載。当初、先月２２日に打ち上げられる予定だったが、異常が確認され今月１７日に延期され、１５日に別の異常が確認されたため取り止めた。現地時間の１９日へと再延期された打ち上げも３日順延される。