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韓国伝統文化商品の売上高35%増 「KPOPガールズ」ブームが後押し
【ソウル聯合ニュース】韓国の国家遺産振興院は2日、ソウルの観光名所、景福宮や徳寿宮などで販売している文化商品ブランド「K-Heritage」の2025年のオンライン・オフラインの売上高が161億ウォン(約17億5000万円、25年12月31日午前時点)を上回ったと発表した。
年間売上高としては、1980年の国家遺産振興院設立以来最高額となった。
昨年の売上高は24年(118億8200万ウォン)に比べ35.5%増加し、23年(110億8200万ウォン)から3年連続で100億ウォン台の売り上げを達成した。
振興院は、伝統文様や絵画など多様な国家遺産コンテンツを活用した文化商品を開発し、朝鮮王朝時代の王宮や国立古宮博物館、仁川国際空港などで販売している。
昨年の売上高の増加は、米動画配信大手ネットフリックスの人気アニメ映画「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」が世界的な韓国文化ブームを巻き起こした影響が大きいと分析される。
国家遺産振興院によると、昨年は劇中に登場するトラのキャラクター「Derpy(ダーピー)」に似た陶磁器の人形や、ボーイズグループのSaja Boys(サジャボーイズ)がかぶった伝統笠をかたどったコップなどが多く売れた。
振興院の関係者は、韓国の伝統文化を紹介するために多様な商品を企画し流通させてきたとした上で、「KPOPガールズ!」の成功が起爆剤になったと説明した。
また、昨年開催された大阪・関西万博への参加や韓国南東部・慶州で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の記念ポップアップストアの運営なども売り上げ増につながったという。
振興院は今年、国立古宮博物館内の売り場を改装する予定だ。
景福宮の敷地内にある国立古宮博物館は来館客のうち外国人が20~30%に上る。昨年は11月時点で75万人以上が博物館を訪れた。