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無人機で北朝鮮の挑発誘導 韓国軍当局が前司令官の「一般利敵」容疑認める
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部が、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領らと共謀して北朝鮮・平壌に無人機を飛ばしたとして一般利敵罪などで起訴された呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官に対する懲戒審議で、裁判所の判決に先立ち容疑を認める判断を示したことが、15日分かった。
国会法制司法委員会に所属する与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)国会議員を通じて公開された呂氏の懲戒議決書によると、国防部の軍人懲戒委員会は同氏が尹前大統領、金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官と共謀して「平壌無人機浸透」作戦を計画したと判断した。
呂氏らは2024年12月の「非常戒厳」宣言の名分と正当性を確保するため、韓国と休戦状態にある北朝鮮を刺激することで韓国軍や韓国国民に対する武力やこれに準ずるレベルの挑発を誘導しようとしたとされる。
このため、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)をはじめとする最高レベルの指導者の体面を傷付ける内容の対北朝鮮ビラを作成し、無人機で平壌などの主要地域に散布する心理作戦を行うことを決めた。
この作戦は北朝鮮の「汚物風船」に対抗するという名目の下、金明秀(キム・ミョンス)韓国軍合同参謀本部議長、イ・スンオ合同参謀本部作戦本部長(いずれも当時)を経てドローン作戦司令部に通達された。
懲戒委によると、24年10月3日に北朝鮮に近い黄海の白翎島から無人機2機が出動したのを皮切りに、同年11月19日まで計11回にわたり18機の無人機が平壌、元山、開城、南浦などに投入され、ビラを散布した。