▲北朝鮮が韓国の無人機として4日に公開した写真/news1

 北朝鮮は先日、韓国を離陸した無人機が北朝鮮領空を侵犯したとの声明を発表し謝罪を要求したが、これについて軍警合同調査タスクフォース(TF)は16日、問題の無人機を製造したとみられる民間人を呼んで聴取を行った。

 警察の関係者は「今は立件前に事実関係を確認する段階」とした上で「航空安全法違反容疑などの適用について調査の上で決定する」と説明した。

【写真】北朝鮮が公開した「無人機の残骸」(TV朝鮮報道画面)

 北朝鮮は10日「昨年9月と今月4日に(韓国が)開城付近に飛ばした無人機を撃墜した」と主張した。これについて李在明(イ・ジェミョン)大統領は「事実であれば韓半島の平和と国の安全保障に害をもたらす重大犯罪だ」として捜査を指示した。指示を受け警察庁国家捜査本部は12日、警察と軍からなる合同調査TFを発足させ、それから4日後に関係する容疑者を呼び聴取を行った。

 この問題で、30代の大学院生A氏は同日、チャネルAのインタビューで「自分がこの無人機を北朝鮮に飛ばした」と主張した。A氏はインタビューで「昨年9月から合計3回無人機を飛ばした。北朝鮮が公開した無人機の青い色は自分が偽装目的で塗ったものだ」「警察の聴取を受けた人物は知人」などと明らかにした。A氏の知人が中国のネット通販で本体を購入して改良し、その後A氏がカメラを設置して飛ばしたという。A氏によると、無人機は最大で6時間後には韓国側に戻るよう設定したが、2回は戻らなかったという。

 A氏は無人機を飛ばした理由について「礼成江周辺のウラン工場の放射能汚染状況を直接確認したかったのでドローンで周辺を撮影しようとした」と説明した。A氏は北朝鮮が公開した無人機について「外観、色、模様が自ら改良し色を塗ったものと一致する」として関連する証拠も提示し、さらに「無人機を3回飛ばす過程で撮影した動画」として北朝鮮の平山郡で撮影した動画も公開した。A氏は「韓国軍関連施設の撮影などはしていない。動機があったので飛ばしても大丈夫と考えた」とも述べた。

 警察は近くA氏を呼びその主張の真偽を確認するとしている。大学で機械航空宇宙工学を専攻したA氏は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の大統領室報道官室でニュースモニターの契約職員として勤務していたという。

イ・ギウ記者

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