北朝鮮総合
金正恩氏 工場視察で副首相を解任=党大会前に引き締めか
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は19日、東部・咸鏡南道咸興市にある産業設備生産工場の現代化事業の完工式で、内閣の幹部らを「無責任」だと厳しく叱責し、事業を担当したヤン・スンホ内閣副首相をその場で解任した。朝鮮中央通信が20日報じた。
金正恩氏は幹部らの「慢性的な無責任と保身主義」を批判。ヤン・スンホ氏については「自分の足で出ていけ。この場で解任する」と述べ、「正しくない言動で党中央委員会を愚弄しようとした」と非難した。
北朝鮮の複数の内閣副首相のうち、機械工業を担当してきたヤン氏は西部・南浦の大安重機械連合企業所の支配人、機械工業相などを務め、党政治局候補委員にも昇格した高官だ。
金正恩氏が公の場で幹部を露骨に批判し、解任したのは、来月にも開催が予想される5年に1度の党大会を控え、経済担当閣僚の引き締めのためとみられる。党大会と続く最高人民会議(国会に相当)で大規模な人事刷新が行われる可能性もある。