【ソウル聯合ニュース】米国を訪問している韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相は22日(現地時間)、米下院の議員らとの昼食会で、米国に親会社がある韓国ネット通販最大手クーパンの顧客情報流出問題を韓国国会が厳しく追及していることについて、「クーパンに対する差別は全くない」として、「差別的な待遇を懸念しなくても良いほど韓米には信頼関係がある」と述べた。

 一部の議員からクーパンの大規模な顧客情報流出問題に対する韓国政府の対応を聞かれ、このように答えた。

 クーパンでは昨年末に顧客3370万人分の個人情報が流出したことが明らかになり、韓国政府と国会は同社に責任を問う姿勢を強めている。しかし、米国の政界からは「米国企業への差別」との主張が出ている。

 金氏は昨年9月、米ジョージア州にある現代自動車などの工場で韓国人労働者約300人が不法就労の疑いで一時拘束された問題を取り上げ、「韓国人労働者だったため差別を受けた事件とは考えていない」とし、「クーパンについても、米国企業という理由で措置を取っているわけではない」と述べた。

 一方、米議員らは韓米同盟に対する米議会の超党派の支持を強調し、重要鉱物の供給網(サプライチェーン)など経済安全保障や造船など多分野で協力を強化するとともに、日本を含めた3カ国協力も拡大していくことに期待を示した。

 金氏は米国のバンス副大統領との会談を調整している。1987年の民主化後、韓国首相が個別に訪米したのは初めて。26日(日本時間)に韓国に帰国する。

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