【ソウル聯合ニュース】K-POPアーティストのフォトカードは、ファンにとって愛するアーティストとの個人的なつながりを象徴し、世界で最も活発に取引されるK-POP関連の収集品の一つとして位置づけられており、単なる写真以上の意味を持つ。

 フォトカードは通常、ほとんどのK-POPアーティストのアルバムに同封されている。公式ファンクラブやサイン会などの特別イベントを通じて配布されることもある。

 しかし、フォトカードはランダムに封入されているため、アルバムを購入した後でも、最推しメンバーのフォトカードを手に入れることは運に大きく左右される。希少な予約特典、イベント限定フォトカードなどはさらに入手が難しい。

 その結果、フリーマーケットアプリやファンコミュニティーはフォトカード、サイン入りアルバム、その他のグッズを交換する中核チャネルとなったが、韓国以外の国・地域にいる数百万人のK-POPファンのアクセスが制限される場合がある。

 地域制限がかかったショッピングプラットフォームが長年、韓国スターのグッズへの直接アクセスを阻んできたため、グローバル需要が拡大し続ける中でも、海外ファンは代理購入サービスに依存せざるを得なかった。

 これを解消するため、韓国のフリマアプリ「ポンゲジャント(Bunjang)」は2023年7月に海外利用者向けの「Bunjang Global」を開設した。

 ポンゲジャントのチェ・ジェファ代表は聯合ニュースとの書面インタビューで、「K-POPのファンダム(ファン集団)が世界へ拡大するにつれ、スター関連グッズの需要も増加し続けている」とし、「Bunjang Globalの成長はこの流れと軌を一にしている」と述べた。

 Bunjang Globalが開設されるまでは、K-POPグッズやまざまな中古品を扱うポンゲジャントは韓国内でのみ利用できた。海外からは、本人確認などの問題により、商品を直接取引することができなかった。

 チェ氏は、海外からの持続的なアクセスや国際的なK-POPファンからの頻繁な要望がグローバルサービスの立ち上げにつながったと説明した。「当時、ポンゲジャントはツイッター(現・X)のユーザーの間で、韓国スターのグッズを探せることでよく知られていた」とし、「ファンはポンゲジャントに掲載された商品やフォトカードのリンクを共有し、代理購入サービスに購入を依頼していた。ポンゲジャントを通じてK-POPグッズを購入する方法を説明する投稿も多かった」と振り返った。

 Bunjang GlobalはK-POPグッズやその他の収集品の取引の主要ハブへと急成長した。

 チェ氏は「2024年12月に43万人だった月間アクティブユーザー数(MAU)は、25年8月に初めて100万人を突破し、12月時点で359万人まで増加し、8倍以上の成長を遂げた」と明らかにした。

 24年には人気グループ、BTS(防弾少年団)のメンバー、JIMIN(ジミン)のフォトカードが300万ウォン(約32万円)で販売され、Bunjang Globalで行われたK-POPフォトカード取引の最高額を記録した。昨年はガールズグループ、UNIS(ユニス)のコトコのサイン入りポラロイド写真が216万ウォンで取引された。

 利用者がK-POP文化や収集品についてより深く理解できるよう、「POCAテンプレート(POCA Template)」と「Kウィキ(K WIKI)」の二つのサービスも導入した。チェ氏は「K-POPアイテムの取引は情報の非対称性が大きく、新規ファンや海外コレクターにとって参入障壁が高い」とし、「これらのサービスは理解度を高め、より安全で利便性の高い購入を可能にするために設計された」と述べた。

 また、ポンゲジャントは中核サービスである人工知能(AI)基盤の正規品認証・真贋判定システム「コアリティクス(Corelytics)」とともに、海外配送に対しても品質検査プロセスを適用している。このために海外電子商取引およびドロップシッピング企業「Delivered Korea」とパートナーシップを締結した。

 チェ氏は「商品が海外へ発送される前にDelivered Koreaが追加の品質検査を実施する。問題が確認された場合は購入者に通知し、確認を得た後に発送する」と説明した。

 チェ氏はBunjang Globalの成長が、BTSやBLACKPINK(ブラックピンク)のようなスーパースターによって促進されたK-POPファンダムの拡大と韓国文化の世界的拡散に支えられていると評価しつつも、それを長期的成功の保証と見なしてはいないと強調した。「韓国文化の人気が持続可能な成長を保証すると信じてはいない」とし、「魅力的な商品があっても、海外の利用者にとって最も重要なのは、プラットフォームが安心してお金を使えるほど信頼できるかどうかだ」との認識を示した。

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