▲イラスト=UTOIMAGE

 2014年ソチ冬季五輪で採点に対する抗議が相次ぐも「フィギュアの女王」キム・ヨナを上回り、金メダルを獲得したアデリナ・ソトニコワ=ロシア=が、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪でも物議を醸している。フィギュアスケート中継で、他国の選手に対する配慮を欠いた軽率な発言をし、非難が多数寄せられているのだ。

【写真】2014年ソチ五輪の授賞式でメダルを掲げるソトニコワとキム・ヨナ

 米誌ニューズウィークは17日(現地時間)、「ソトニコワが2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のロシアでの中継放送にコメンテーターとして出演し、物議を醸す発言をした」と報じた。問題の発言は、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)で、米国代表アンバー・グレンの演技が終わった後に飛び出した。

 グレンは最後にトリプルループジャンプを試みたが、残念ながら2回転と見なされ、無効と判定された。このため点数は67.39と振るわず、順位も13位にとどまった。点数を見たグレンは涙をこぼして無念そうな表情を見せた。

 この時、ソトニコワは「彼女のミスは残念だが、ロシアには有利に作用するだろう。私たちが申し訳なく思う必要はない」と言った。国際オリンピック委員会(IOC)から出場資格を奪われ、13人が中立個人参加選手団(AIN)の資格で出場しているが、ソトニコワはAINのアデリア・ペトロシアンを応援していたものと見られる。

 しかし、この発言は世界中のフィギュア・ファンから大ひんしゅくを買った。自国選手の順位が上がるのを願い、ライバル選手の不運を喜んでいるように受け止められたためだ。生涯をささげて五輪に向けて準備してきた選手たちに対する敬意に欠け、五輪の根幹であるスポーツマンシップとフェアプレー精神を損なっているとの指摘もあった。

 ソトニコワが金メダルを獲得した2014年ソチ冬季五輪に言及する声も多かった。ネット上には「キム・ヨナの金メダルを奪った人が口にする言葉ではない」「キム・ヨナに金メダルを返してから言え」「(スケート)連盟とドーピングの助けで金メダルを盗んだ時は、すべてがあなたにとって有利だっただろう」などの書き込みもあった。

 ソトニコワは2014年ソチ冬季五輪でキム・ヨナを抑えて金メダルを獲得したが、不公平な判定やドーピング疑惑などで物議を醸した。当時の大会は今でも、「キム・ヨナが金メダルを強奪された」大会として語られることがある。ドイツの「フィギュアのレジェンド」カタリナ・ビットもあるインタビューで、「ソチ大会の結果には失望した。話にならない」「今もその考えは変わらない。キム・ヨナは優雅に振る舞い、真のスポーツマンシップを見せた」と語った。

ムン・ジヨン記者

ホーム TOP