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安重根の子孫 陸軍士官学校に入学「独立運動の精神継承」
【ソウル聯合ニュース】韓国の独立運動家・安重根(アン・ジュングン)のいとこで、共に独立運動に参加した安明根(アン・ミョングン)のひ孫、アン・ソンシムさんが陸軍将校の養成機関である陸軍第3士官学校に入学したことが、23日分かった。
陸軍によると、アンさんは先月同校に入校し、5週間の基礎軍事訓練を経て今月20日に正式に入学した。
父から曾祖父・安明根の抗日闘争の歴史と安重根の自己犠牲の精神を聞かされて育ったアンさんは、祖先の独立運動の精神を継承したいとの思いから陸軍士官学校に進むことを決めたという。
陸軍は、アンさんが入学時に「独立運動の精神を受け継ぎ、韓国を堅固に守る護国干城(国を守る盾と城壁)になる」との決意を示したと伝えた。
1968年に設立された陸軍第3士官学校は、大学3・4年の2年課程で学び、卒業後は将校として任官する編入制の士官学校だ。
現在の北朝鮮南西部、海州で生まれた安明根は、1909年に初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を中国・ハルビン駅で暗殺した安重根の姿や翌年の日本による韓国併合を目の当たりにして独立運動に参加。西間島、北間島における海外独立軍基地の建設運動を主導するとともに、李完用(イ・ワンヨン)や宋秉畯(ソン・ビョンジュン)など日本の植民地統治に協力した「親日派」の殺害を企てるなど、対日武装闘争に身を投じた。
闘争の軍資金を集める中、1910年に日本軍に逮捕されて終身刑を言い渡された安明根は、24年に仮出所したが獄中生活で健康をむしばまれ、27年に亡くなった。韓国政府は生前の功績をたたえ、62年に建国勲章国民章を授与した。