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先月釈放された孫賢宝牧師が来韓した米国務省高官らと面談「宗教の自由について話し合った」
マイケル・ニーダム米国務省顧問兼政策企画部長が24日、孫賢宝(ソン・ヒョンボ)釜山世界路教会牧師と会い、昼食を共にしたことが明らかになった。J・D・バンス米副大統領が孫賢宝牧師の拘束について先月、懸念を表明したのに続き、このほど韓国を訪れた米国務省高官が直接、孫賢宝牧師と面会したものだ。
【写真】釜山世界路教会の孫賢宝牧師
孫賢宝牧師は25日、本紙の電話取材で「私は宗教家なので、ニーダム顧問との昼食会では主に宗教の自由をテーマに話した」「米国は単に宗教問題としてだけ見ているわけではないようだ」と語った。ソウル市中区の駐韓米国大使公邸で開催された昼食会にはジュリー・ターナー国務省民主主義・人権・労働部国務次官補代理代行、ジェームズ・ヘラー駐韓米国大使代理、米国務省関係者らが同席した。
孫賢宝牧師によると、昼食会は米国側の提案で行われたという。また、ターナー代行と米国務省訪韓団の実務者らが昼食前に2時間ほど面談を行い、孫賢宝牧師の拘置所生活や拘束環境についても詳しく尋ねたとのことだ。
孫賢宝牧師の通訳を務め、昼食会にも出席した同牧師の息子は電話取材で「ニーダム顧問は父が拘束された背景などを韓国や米国の牧師たちを通じて何度もいろいろと聞いていたので、その点について直接話を聞きたがっていた」「ニーダム顧問は公職選挙法について父の考えを尋ねた」「(当局が)法律を武器化する可能性があるという点をニーダム顧問は十分認識していると感じた」と述べた。
孫賢宝牧師は昼食会で、バンス副大統領が先月ホワイトハウスで金民錫(キム・ミンソク)首相と会った際、同牧師の話をしてくれたことに感謝の意を表した。すると、ニーダム顧問は「バンス副大統領とはホワイトハウスでほぼ毎日顔を合わせたり、予定がある時は二日に1回は会って話したりする仲だ。(今日の)こうした話はバンス副大統領にしっかり伝えるつもりだ」と語ったという。ニーダム顧問はマルコ・ルビオ米国務長官の秘書室長を務めた側近でもある。
バンス副大統領は先月23日、訪米した金民錫首相と会談した際、孫賢宝牧師の拘束について「米国の一部には懸念がある」と語っていた。
孫賢宝牧師はプロテスタント系団体『セーブ・コリア』を率い、韓国各地で尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾に反対する集会を開催した。昨年の韓国大統領選挙と釜山教育監(教育庁トップ)再選挙の際には事前選挙運動を行ったとして逮捕・起訴された。そして先月、懲役6カ月・執行猶予1年の有罪判決を受け、拘束から約5カ月ぶりに釈放された。
キム・ドンハ記者