▲ソウル市内のあるガソリンスタンドで書類を確認しながらガソリンや軽油の需給状況をチェックする韓国石油管理院の職員。6日午後撮影。/news1

 青瓦台(韓国大統領府)は6日、中東問題による石油の需給不安定化に対応するため、アラブ首長国連邦(UAE)から600万バレルの原油を緊急輸入すると発表した。

 青瓦台の姜勲植(カン・フンシク)秘書室長は同日の会見で「李在明(イ・ジェミョン)大統領の指示を受け、アブダビ行政庁のカルドゥーン・ハリーファ・アル・ムバラク長官と原油輸送について協議し、600万バレルの緊急輸入が決まった」と明らかにした。

【図】ホルムズ海峡周辺の物流・エネルギーインフラ

 姜勲植秘書室長は「ホルムズ海峡を通過しないUAEの代替港湾に200万バレル規模の韓国タンカー2隻をただちに向かわせ、UAE国営石油会社から400万バレルの原油を受け取りただちに韓国に向かわせる計画」と説明した。さらに「今回の2隻のタンカー以外にも代替港湾を通じた原油輸入を引き続き拡大する予定だ」「同時にUAEが韓国に保管している共同備蓄分のうち、200万バレルは韓国が希望すればいつでも提供すると約束した」とも伝えた。

 姜勲植秘書室長によると、600万バレルは韓国の1日消費量の2倍を少し上回る量だ。韓国は国際エネルギー機関(IEA)の基準で208日分を備蓄している。姜勳植秘書室長は今回の緊急輸入について「エネルギー需給の安定と石油価格の安定にもつながるだろう」とコメントした。

 姜勲植秘書室長はさらに「UAEを含め、ミサイル防衛システム関連の協力要請が複数の国から来ているが、具体的な内容は明らかにできない」とも明らかにした。

 一方で姜勲植秘書室長はUAEと協議し、中東に短期滞在中の韓国国民3500人以上を帰国させるためUAEの民間航空機3便が運航されることも明らかにした。姜勲植秘書室長は「韓国国民を乗せたUAEの大型旅客機がドバイを出発し、現在韓国に向かっている」「アブダビを出発する旅客機は明日から運航を再開するだろう」と説明した。

 現在14の中東諸国に1万8000人以上の韓国人が滞在している。うち4900人は短期滞在だが、約3500人が航空機の運航キャンセルの影響でUAEとカタールで帰国を待っている。韓国政府は大韓航空のチャーター便運航に向けても準備を進めている。

チュ・ヒヨン記者

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