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 【NEWSIS】米国で、障害のある母親と幼い子どもたちと一緒にアメリカン航空の飛行機に乗ろうとした家族が、不当に搭乗を拒否されたとして法的措置に乗り出した。

 英紙インディペンデントが15日(現地時間)、報じた。それによると、米ルイジアナ州に住むスチュワート夫妻は最近、アメリカン航空の対応が不当だったとして、損害賠償を求める訴訟を提起した。夫妻は、子ども4人を連れて家族でディズニーランド旅行に行くのを楽しみにしていたが、航空会社の不合理な対応によって悪夢に変わってしまったと主張した。

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 一家は今年1月、約5187ドル(約82万円)を払って往復の航空券を購入。出発当日も早い時間に空港に到着し、正常にチェックインを済ませた。父のコービーさんは「自分は軍服務経験があり、聴覚障害のある妻の手話通訳を担当するという点を航空会社のスタッフにあらかじめ伝えていた」と明かした。

 ところが航空会社のスタッフから「オーバーブッキングが生じた」として「家族のうち1人が搭乗できなくなった」と伝えられた。家族は「障害のある母親と幼い子どもたちのことを考えると別々の飛行機に乗ることは困難」と説明したが、航空会社側はこれを聞き入れず、結局「4歳のアーチャーくんを搭乗対象から除外する」と夫妻に通知してきたという。

 これに対し、コービーさんは他の子どもたちと妻を空港に残し、代わりの航空便を探すためにアーチャーくんと共に90分以上かけて別の空港に向かった。このとき航空会社側は「1200ドル相当を補償する」「その日のうちに家族とまた合流できる」とコービーさんに伝えていたが、コービーさんが別の空港に向かっている途中で「航空機は実際にはオーバーブッキングではなかった」として補償の提案を撤回したという。

 最終的にコービーさんと息子は経由地のテキサス州ダラスでは家族と合流できず、その日の深夜にディズニーリゾートに到着した。

 家族側は訴状で「航空会社のスタッフが、母親の障害を知った後、この家族を唯一の搭乗拒否対象に指定した」として、精神的苦痛に対する損害賠償を求めると共に訴訟費用と利子を請求した。

 アメリカン航空側は今回の件について公式のコメントを発表していないが、最近になってこの件の対応のために弁護人を選任し、調査の時間を要請したという。

キム・スビン記者

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